ハイビーム球取り替え

最終更新日:2007. 1.29


 最近、VOXYのヘッドライトが暗く感じるようになってきたので、HIDのバーナーを交換しました。

 カーショップへ行くと、まーいろんなの売ってますわ、主流は7000ケルビン以上の製品です。
たまに勘違いしている人がいますが、このケルビンってのは、明るさではありません、色温度と言って、光源の光の色合いを示す単位です、
 細かい話は割愛しますが、ローソクの光は黄色く、ガスバーナーの光は青いですよね、あれをその時の光源の温度で示したと思っていいと思います。

 純正のハロゲンヘッドライトの色が大体3500Kくらい、純正のHIDヘッドライトの色が4500Kくらいです。
 ところが、最近ではドレスアップを目的として、7000Kとか8000Kとかのかなり青い色が好まれる傾向にあり、お店に並ぶ商品もこのあたりの色が主流になっているようです。

 僕は、青だろうが赤だろうが、光がドレスアップになるという感覚すら理解できない人なのですが(苦笑)
 ドレスアップ云々は個人の好みなのでおいとくとして、光が青く見えるということは、光の中に赤とか黄色の波長があまり含まれていないということですので、白とか青系の物体はよく見える反面、黒っぽいものとか赤・黄色といった系統の色が見えにくくなります。
 乾いた路面ならいいですが、雨で濡れた路面は非常に見難くなりますし、雪の日なんて最悪です、雪にばっかり光が反射して目の前が真っ白になってしまいます。

 そんなわけで、できるだけ純正のHIDに近い色を探して、結局5000Kの PIAA ピクサーという製品をチョイスしてきました。
 特売で、通常よりも1万円くらい安くなっていたのも理由のひとつではあります。(笑)
 さっそく、バーナーの交換をやっていきましょう。
 作業そのものはハロゲンのバルブの交換と大差ありませんが、作業中に間違ってスイッチが入ったりするとハロゲンならば最悪火傷で済みますが、HIDの場合は点灯初期の電圧は非常に高いので、感電死する危険がありますので、十分に注意して行う必要があります。

 まず、このプラスティックのカバーを外します。
 防水のOリングがあるので、ちょっと回すのが力が要りますが、30°くらい回転させると、外れます。
 次に、バーナーに繋がっているソケットを外します。
 これも、30°くらい回転させて手前に引っ張ると外れます。
 外したソケットの裏側です。
 ソケットを外すと、このようになっています。
 ハロゲンのバルブと同じように、金属製のセットスプリングで押さえてありますので、セットスプリングをフックから外してやれば、バーナーを外す事ができます。
 あとは、バーナーを入れ替えて、逆の手順の元に戻せば完了です。

 早速、純正バーナーと交換して夜間走行してきました。
 たかが5000Kとはいえ、純正と比べると、青いとまでは言いませんが、結構白いですね。
 ちょっと高かったから止めたのですが、4600Kの製品にしておけばよかったです。

 明るさは、新車の時ほどの感動はありませんが、満足できるレベルに明るくなりました。
手前付近を照らす明るさが明るくなったのはもちろんですが、遠くまで伸びるHID独特の配光が戻ってきた感じです。
 やっぱり、6万キロも走ると、HIDってこんなに暗くなるんですね、
 ハロゲンと違って、HIDって切れることはまず無いので、暗いと思ったら交換時期だと思います。