多機能モニター取り付け

最終更新日:2006. 6.15


 職場の異動により高速道路を走行する機会が多くなり、クルーズコントローラまかせで 90km/h〜95km/h 程度で延々と走行していると、かなり暇なんです。
 ずっとカラオケの練習しながら走ってるわけにもいかないし(^^;)、TVやDVDを観ながらってのは、いくら高速道路でも許される事ではありません、そもそもTVなどは安定して受信できませんしね。
 暇つぶし・・・なんて言ったら怒られそうですが、車両のいろいろなセンサからの情報を見ながら走行したら少しは気も紛れるのではないか・・・と、多機能モニターを取り付ける事にしました。
 多機能モニターというのは、最近の車には必ず付いている、診断コネクタに接続してECUから通信でデータを取り出し、各種データを表示する装置です。
 AZR60/65 に対応する多機能モニターは、少なくとも2種類ありますが、その中でシンプルな画面表示の BLIZ の R-VIT TYPE-I を使用しました。
 本体は、思ったよりも小さいですね。
 勝手にイメージしてしまっていた私が悪いのですが、思っていたよりも半分くらいの大きさでした。
 取り付けは至って簡単です。
 診断コネクタに繋いで、電源を供給してやるだけです、車種によっては診断コネクタとの接続だけでOKな場合もあるようです。
 これが、診断コネクタです、VOXY/NOAHの場合は、運転席のハンドルの真下あたりにあります。
 この赤いコネクタを診断コネクタに挿して、シガーソケットから電源を取れるようにプラグが付属してきます。
 たったこの2つを繋ぐだけで取り付けは完了です。

 しかし、VOXY/NOAHの診断コネクタの位置ではこの赤いコネクタを挿すと丸見えになってイマイチなんです。
 えっと、切っちゃいました、・・・って言うかこれは切ったあとの写真です。(笑)
 
 コネクタを使わずに、車両側の診断コネクタに来ている線に直接繋いでしまいました。
 シガーソケットにしても、あんなところに配線が見える状態で繋がっているのは、個人的に絶対に許せないので、当然IGN電源から直接配線しました。
 VOXYの場合は、センターメーターなので、運転席の正面はガラ空きですから、ハンドルの隙間から見える位置、運転席正面のアッパーボックスの蓋に取り付けることにしました。
 そのまま両面テープで貼り付けると、上を向いてしまって見えにくいので、この写真のように蓋に穴を開けて本体を少し埋め込む状態で取り付けました。
 この穴の上の面と下の面の角度が90°になるようにして加工していますので、ここに本体がぴったり嵌ります。

 どうせ配線を隠すために穴を開けなければならないので、やるなら思い切って・・・って事ですね。
 本体を両面テープで固定して、裏側から見た状態です、配線もこのように通してあります。
 車両に取り付けた状態です。
 このように角度を持たせて取り付けたかったため、こんな面倒な加工をしました。
 運転席に座って、運転姿勢で見た状態です。
 擬似メータやバーグラフで表示したり、デジタル値で表示したり・・・と、いくつかの表示パターンがあり、最大で6項目のデータを一度に見ることができます。
 しかし、本体が小さいので6項目も表示すると、このように非常に見難くくなってしまいます。

 6連モニターは、常時表示したいデータではなく、温度など変化が遅く、必要なときに見ればよいデータを設定しておくのがよいと思います。
 私が常時表示にしているのは、このバーグラフです。
 項目は、インマニの圧力と、スロットル開度です。

 この2つをモニターしていると、燃焼モードが一目瞭然になるので、超希薄燃焼を維持するのに役立ちます。
 3項目大きなデジタルで表示できるモードに、インジェクタ噴射時間をプラスして表示させたりもしています。

 やっぱり、ECOランプ・・・あんまり当てになりませんね、特に高速道路をどの程度の速度で巡航すれば超希薄燃焼モードで走行できるか・・・って判断は、ECOランプでは無理なことがハッキリしました。

 しかし、圧力の単位 hkPa っていったい・・・(笑)
 【平成18年 6月15日 追記】
 しばらく色々な項目をモニタリングしてみて、現在は主にO2をモニタしています。

 なぜ? って

 超希薄燃焼モードを持つ初期型のD4エンジンの場合、できるだけこの超希薄燃焼モードを維持する事が省燃費走行のコツなのですが、インパネにあるECOランプは、超希薄燃焼だけでなく希薄燃焼でも点灯してしまい、この2つのモードの違いは、残念ながら人間が五感を使って判断できるものではありません。
 
 当初は、前述のようにインマニの圧力をモニタリングする事で判断していたのですが、もっと分かり易いのが、実はO2なのです。

 詳細の解説は割愛しますが、超希薄燃焼モードでは、O2の出力はほぼ0Vになります。
O2の測定レンジを0−1Vに設定してモニタしていれば、一目瞭然になります。

 そして、ECOランプが点灯しているのに、0Vで安定しない場合があり、これが恐らく希薄燃焼モードだと思われます。