EF70-200mm/f2.8L IS 防振効果 検証

 家のベランダから(^^;)、コントラストのハッキリしたものを撮影して、検証してみました。
 平面じゃないので、ピント誤差がキツイかなぁ・・・と思ったのですが、ベランダから見えるものの中で最もコントラストの高い「電線」を被写体としました。
 撮影姿勢は、もちろん仁王立ちです、右手はなるべく脇を締めてホールディングをよくするようにしています、左手は望遠レンズですから、脇は締まりませんね。(^^;)

 1/200sec 〜 1/20 まで、各シャッタースピードで10枚ずつ撮影し、画像の一部をD30の画素の等倍に拡大して、ブレの有無を確認しました。
 判定は下の写真(等倍です)を基準に行いました。 (ちょっと甘いかなぁ)

 (10点)  (5点) × (0点)



撮影データ
 カメラ : EOS D30
 ISO : TV優先で、AV値を見ながら任意変更

レ  ン  ズ I S T V 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 得点
EF70-200mm/f2.8L IS
      + EF2x II

300mm 相当
IS OFF 1/200 sec 85点
1/100 sec × × × × 40点
1/ 50 sec × × × × 40点
1/ 30 sec × × × × × × × 15点
1/ 20 sec × × × × × × × × × 5点
IS ON 1/200 sec 100点
1/100 sec 100点
1/ 50 sec 90点
1/ 30 sec × 75点
1/ 20 sec × × 60点
EF300mm/f2.8L IS IS ON 1/200 sec 100点
1/100 sec 80点
1/ 50 sec × × × × 50点
1/ 30 sec × × × × 40点
1/ 20 sec × × × × × × × 15点

 と、まあこんな結果になりましたが、D30の場合実質焦点距離が1.6倍の480mm相当になりますし、画素ピッチの細かさの違いで、銀塩で撮影した場合にどの程度の違いがあるかは、何とも言えないところです。
 ただ、ハッキリ言えるのは、新型のISは従来のISよりもさらに1段分の効果があると言うのは、間違いないと思います。
 こうやって、レンズを取り替えながらファインダー像の安定具合を見ていると、その違いは歴然です。
 今までの経験から、ファインダー像を見ていると、どのくらいのシャッターを切らないとブレる心配があるかは大体判断できますが、新型ISのファインダーを見ていると、300mmなのに広角レンズを覗いている時とほとんど変わらない感覚になります。