EF24(28)-70mm/f2.8L 新旧チャート撮影 比較

 絞り羽根形状の比較にひきつづき、チャート撮影によるテストを実施しました。
 28mm、35m、70mmでの絞り開放での比較です。
 参考に、EF28-135mm/f3.5-5.6 IS 、 EF16-35mm/f2.8L のデータも掲載しています。

撮影データ
 カ メ ラ : EOS−1D
 I S O : 800
 露出補正  : なし
 W / B : オート
 そ の 他 : 三脚使用
 パラメータ : シャープネス2・やや細かい


1.まずは、チャート全体の画像です。
 オリジナル画像を、300×200 相当にリサイズして、シャープフィルタを掛けています。
 ここでは、主にディストージョンや周辺光量の低下の比較ができるかと思います。

 どのレンズもワイド端ではタル型、テレ端では糸巻き型が見られますが、新型の方がやや改善されているようです。
 それにしても、EF28-135mm のワイド端は酷いですね。

EF24-70mm/f2.8L EF28-70mm/f2.8L EF28-135mm/f3.5-5.6 IS EF16-35mm/f2.8L
28mm付近
35mm付近
70mm付近


2.次に、解像度の比較です、チャートの中央部と周辺部(左下)を切り取って原版そのものを載せました。
 中央部・周辺部とも同じ画像から切り取っていますし、一切の補正を加えていませんので、ここでも周辺光量の低下も比較できると思います。

 解像度に関しては、新型も旧型も大きな差はみられないようですが、周辺部を見ると僅かに新型の方がよく見えます。
 周辺光量の低下に関しては、明らかに新型が悪くなっています、ちょっとガッカリです。

 あと、旧型ではテレ端の解像度が今ひとつよくありませんでしたが、新型でもそのまま受け継いでしまっているようです、周辺まで破綻のない画質は見事ですが、中央部においては普及レンズのEF28-135mmに負けています。
 しかし、EF28-135mm の周辺に関しては、見るのもイヤになります。(^^;)

EF24-70mm/f2.8L EF28-70mm/f2.8L EF28-135mm/f3.5-5.6 IS EF16-35mm/f2.8L
28mm付近 中央部
周辺部
35mm付近 中央部
周辺部
70mm付近 中央部
周辺部